「興味はあるけど、知らない」。日本刀を扱う株式会社明王に来るお客さんの多くが、最初にこう話すそうです。一度見てみたい。触ったことがない。値段の違いがわからない。専門店には入りづらい。本物かどうか判断できないし、買ったあとの手入れも不安。
登壇したのは、明王で営業企画を担当する所司憲和氏。研究機器の設計エンジニア、起業を経て刀剣業界に入った異色の経歴の持ち主です。会場には実物の日本刀と鑑定書が並び、参加者が手に取りながら話を聞く形で進みました。
今回の持ち帰りは3つ。刀の姿には時代が表れること、価格には根拠があること、そして買う前に確認すべきことがあることです。
見た目ではなく「履歴」で価値が決まる
日本刀には、銘・姿・地鉄・刃文・匂・沸・映・帽子・茎と、とにかく専門用語が多くあります。わかりにくさの一因はここにあります。
ただ、価値を決めるのは見た目そのものではありません。所